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2014年2月28日金曜日

カンボジア体験 Experience Cambodia  <その4>


<近所の市場へ>
センターから歩いていけるところに、地元の人しか行かないような市場があるとのことで、見学がてら参加者で出かけました。
道すがらの家々を見てみると、東南アジア独特の高床式の小屋みたいな家からお屋敷みたいなのからいろんなタイプがありました。

 


市場の中はせまい通路になっていて、両側に店がひしめき合っているように並んでいます。
観光客はほとんど来ないだろうな。。という感じでしたが、英語で対応してくれる店もありました。










緑豆のぜんざいは一般的なスィーツみたいで、家で作られることもあるようです。
以前滞在した孤児院で孤児院長の奥さんが子どもたちのために大きな鍋いっぱいに作られたぜんざいを思い出しました。孤児院では寄付金をいただいた時にだけ食べられるぜいたく品だったと思います。
味は日本のぜんざいとよく似ていますが砂糖の量が少なめであっさりしていました。


市場は思っていたより、たくさんの物にあふれ活気がありました。
翌日に行く実習ファームで使う炭などを購入しました。


<実習ファームへ>
NPOがアジア青年育成の一環として農業実習のためのファームを郊外に設けています。
拠点からトゥクトゥクというバイクタクシーに乗り、約1時間半かけてそちらに向かいました。
世界の観光地となっている「アンコールワット」からそれほど遠くないところで、途中にはたくさんのお土産ショップや観光客を見かけました。



NPOの実習ファームがあるところは見渡すかぎり何も人口的建物がないところ。

この土地は水源から離れていて、土地の高低差もあり井戸に水を引っ張ってくるのも難しく、ファームにするのは難しいだろうと、カンボジア人が言っていました。
確かにスコップで土を掘ってみると、「カツン」と音がするぐらい乾燥して硬いです。


どのような作物が適しているのか、いろいろ試しては駄目になったり、せっかく育てた
マンゴーのが管理人の火の不始末でほとんど燃えてしまったり。。。

私が最後にここを訪れたのは2年半前でそのときは植えなおしたマンゴーの苗が順調に育っていってましたが、実をつけるのはまだまだ先の話でした。孤児院の子供たちと水遣りや雑草とりにきたものでした。

そして今回。夢のような景色が待っていました。





 マンゴーが熟すのは4月だそうです。(きっと食べ放題!)


「果樹園」と言っても良いほどにマンゴーやバナナがたわわに実っていました!!
ほかにもタロイモやレモングラス、もっと暑くなったらスイカも出来るとか。

今回はバナナの古い葉っぱを鎌を使って落とす作業をしました。
簡単なようで実はかなり大変な作業です。なぜなら、バナナの葉の中に6~7ミリほどの大きさの
アリの大群がいて、気をつけないと身体をつたってきて噛まれます。毒はないそうなのですが、
かなり痛いのです。

これからも、日本人含むアジアの青年育成事業に使われることかと思います。

今回参加者で野外料理をしました。




バイクタクシーの運転手さんたちやファーム管理人家族さんたちにもプレゼント。
みんなで力を合わせて作ったカレーは格別の味でした。

 



レモングラスの株分け作業をしている時、バイクタクシーの運転手さんたちが何もお願いしていないのに手伝ってくれました。
というのは、私たちのやり方が間違っていたようで見ていられず、教えてくれたというのが正しいです。



「どうして詳しいのですか?」と質問すると、「家に畑があり毎日しているからだよ」とのことでした。
3人とも慣れた手つきでくわや鎌を使い、さくさく進めてくれ、あっという間にレモングラス畑が出来上がりました。
カンボジアの人は必要以上に働きたがらないイメージがありましたが、実はみんながみんなそうではないということが実証されたようで、なんか嬉しかったです。

いつかこのファームで働きたい!というカンボジア人が現れたら素晴らしいことだと思います。

またここでは日本人もアジア人も一緒になってともに汗を流し、頭をからっぽにして協力して働くには一番適してる場所のようです。
言葉が通じなくても心が通じ合う、そんな体験ができる場所だと思います。

byまる


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