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2014年2月15日土曜日

カンボジア体験 Experience Cambodia <その1>

  カンボジア「奉仕体験プログラム」に参加してきました!


 まるです。

<はじめに>
2014年2月5日~2月12日に、カンボジアのシェムリアップ(アンコールワットがある街)にある、NPO セアロ・グローバル・ハーモニー・ジャパン(ポンギーが設立当時から継続して寄付しているところ)の活動拠点に行ってまいりました。
NPO セアロ・グローバル・ハーモニー・ジャパン(以下CGHJ)は石川県にある国際協力自立人道支援を行うNPO法人です。

 今回の旅はNPOの体験プログラムに参加し、それを通してポンギーが寄付しているNPOの活動のことや、カンボジアの様子をちょっとでもを皆様にお伝え出来たら。。という想いで向かいました。

私たちが今回お世話になるセンター、通称DACC(ダイレクトアクションセンターアジア)は、カンボジアの現地協力「NGO Hope Of Cambodia」とセアロ・グローバル・ハーモニー・ジャパンが 共同でシェムリアップの民家を借り、アジアの活動拠点としているところです。
「奉仕する」ことや「協力して共に働く」ということを勉強する場所だそうで、今回の体験プログラムも5回めになるとのことです


<出発 雪国から常夏へ。。。>

出発の朝、金沢は雪の朝となりました。これから向かう先は常夏のカンボジア。


小松空港から4人の参加者で集合しました。

CGHJの海外プログラム参加の特徴として“支援物資を参加者で運ぶ”という協力があります。
海外への荷物の輸送にはとてもお金がかかります。
なので今回の参加者も各自の機内預かり分を支援物資の運送に協力しました。
自分たちが運ぶ荷物なのでパッキングもお手伝いしよう!ということで、それぞれ集めた支援物資も持ち寄り、NPOのボランティアセンターに集まって箱詰めしました。(もちろん!私も皆様に呼びかけさせていただいて集まったタオル約100枚をパッキングしました。)


 小松空港から韓国のインチョンを経由し、シェムリアップに到着。
フライト時間は6時間15分、時差は2時間です。



<到着>
さぞかし暑いだろうと思い到着前にTシャツに着替えたのですが、シェムリアップの夜の気温は北陸から着いた我々には心地よい暑さ、ちょっと気抜けしました。
今は一番気温が低い時期だそうで、カンボジア人にとっては震えるほど寒いという人もいました。

シェムリアップ空港にて。半そでの私とセーターを着ている参加仲間



<センターのこと>
センターは、街の中心街とアンコールワットの中間にあり、それぞれ自転車で15分~20分くらいのところに位置しています。
数年間誰も使っていなかった2階建ての家(6部屋)を自分たちで掃除し、設備も整えていったそうです。ポンギーのオーナーも、一昨年、清掃や2段ベッド作りなどDACCオープンの準備にカンボジアで汗を流してきました。
*日本のようにホームセンターがあるわけでもなく、言葉も通じない中、2段ベッドに使う木材の一本一本の寸法や形も微妙に違うなど、材料調達から苦労したそうです。

関わる人みんなで作り上げてきている、と思えるような拠点つくり。
使った人たちは愛着がわきますよね~。

ちょっと中をご紹介。。。

お部屋はゲストハウス風の2段ベッド。
吊っているのは「蚊帳」。日本ではもうほとんど使われていませんが、使ったことがある方はなつかしい風景かと思います。どこからか必ず蚊やらいろんな虫が入ってきますので、ここカンボジアの民家では必須アイテムです。日本から蚊取り線香を持参しました。

この蚊帳はミャンマーの孤児院の子どもたちのハンドメイドです。


洗濯機はあるけど、手洗いでお願いします、ということでした。
なぜなら、電気代がべらぼうに高いのです。
給料は日本人平均の10分の1くらいなのに、電気代は日本と同じくらいです。



シェムリアップの下水道整備はまだまだ整っておらず、ほとんどの世帯は生活用水は垂れ流しです。

しかも下水管は細く、すぐに詰まってしまいますので、何かを洗うときはとても注意が必要です。
何か詰まったからと言って、直しに来てくれる業者がいるわけもなく、自分たちでなんとかしないといけません。

生活用水は井戸からくみ上げます。何の浄水もされていない鉄のにおいがプンプンする赤味を帯びた水です。
センターではこのモーターで水を汲み上げ、下の写真のタンクに貯めて各蛇口から出るようになっていました。
2階の部屋の蛇口から水を出すには更にモーターで2階のタンクまで汲みあげるので、電気代がずいぶんかかってしまいます。
チョロチョロとしか出なくても,鉄臭くてもそれでもカンボジアでお湯が使えるだけでとても有難いのです!

 こんなポンプがある家は本当にひとにぎりだと思います。


センターの中はみんなで生活する最低限のものがそろっていますが、
日本のように便利ではありません。

ここは「不便さを味わい、工夫すること」を体験できるところです。
ある意味、その不便さが新鮮で、それに慣れると「何もかもが便利すぎる」ことが、
はたしてよいのだろうか?とも思えます。
地元の人たちは、手元にあるもので、いろいろ工夫して使っています。

高度経済成長前。。。いえもっと前の日本の姿がここにあるのかもしれません。

さて、次回は「奉仕」の体験とカンボジアの人たちについて書きたいとおもいます。
明日から毎日スケジュールがびっしりで、濃い~時間が待っています。



by まる
 

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